Adobe、複数製品向けにアップデート - CVSS基本値「10」の脆弱性も
Adobeは、複数製品向けに深刻な脆弱性を修正するセキュリティアップデートをリリースした。
各社が定例のセキュリティアップデートを公開する米時間毎月第2火曜日、いわゆる「パッチチューズデー」にあわせてリリースしたもの。対象となるのは「Adobe ColdFusion」「Adobe Commerce」「Adobe Dimension」「Adobe Acrobat」「Adobe Reader」。
いずれも複数の脆弱性に対処しており、重要度が3段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性が含まれる。
なかでも「Adobe Commerce」に明らかとなったクロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性「CVE-2022-35698」は、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」においてベーススコアが最高値の「10.0」と評価されている。
さらに「Adobe ColdFusion」では、CVSS基本値が「9.8」とされるバッファオーバーフローの脆弱性4件「CVE-2022-35690」「CVE-2022-35710」「CVE-2022-35711」「CVE-2022-35712」に対処している。
同社は脆弱性に対処したアップデートを用意。適用優先度に関しては、いずれももっとも低い「3」としており、任意のタイミングでアップデートを実施するよう求めている。
(Security NEXT - 2022/10/13 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
一部工事注文書控が所在不明、誤廃棄の可能性 - カンセキ
法人会員情報が流出、脆弱性の点検過程から発覚 - 関西エアポート
セイコーエプソン製プリンタドライバに脆弱性 - 日本語以外の環境に影響
DDoS攻撃が件数減、一方100Gbps超の攻撃も - IIJレポート
Google、ブラウザ最新版「Chrome 136」を公開 - 8件のセキュリティ修正
米当局、悪用が確認された脆弱性4件について注意喚起
海外子会社がランサム被害、影響など詳細を調査 - 淀川製鋼所
システム障害、調査でランサムウェアが原因と判明 - 近鉄エクスプレス
パッチや緩和策の適用、メモリ保護を統合した脆弱性対策製品
従業員がサポート詐欺被害、個人情報流出か - 住友林業クレスト