バッファロー29製品に脆弱性、「FREESPOT」機器も - アップデートの実施を
バッファローが提供するルータやWi-Fiアダプタなど29製品に認証を回避される脆弱性が明らかとなった。公衆無線LANサービス「FREESPOT」向けの製品が複数含まれているほか、設定によってはインターネット経由で攻撃を受けるおそれもあり、利用者は注意が必要だ。
29製品において、認証をバイパスし、機器にアクセスすることが可能となる「CVE-2022-40966」が明らかとなったもの。
このうち16製品については、ログインしたユーザーによりドキュメント化されていないデバッグ機能を有効化され、任意のOSコマンドを実行されるおそれがある脆弱性「CVE-2022-39044」が存在。またハードコードされた認証情報を用いて設定を変更されるおそれがある脆弱性「CVE-2022-34840」なども4製品において明らかとなった。
脆弱性情報のポータルサイトであるJVNにおける共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを見ると「CVE-2022-40966」が「8.8」と評価されており、3件の脆弱性においてもっとも高い。「CVE-2022-39044」が「6.8」、「CVE-2022-34840」が「4.3」と続く。
「CVE-2022-40966」「CVE-2022-34840」に関しては、悪用にあたりLANやWi-Fiなど隣接するネットワークから攻撃する必要がある。
対象機器には、施設利用者などに開放する公衆無線LANサービス「FREESPOT」向けの端末「FS-600DHP」「FS-G300N」「FS-HP-G300N」「FS-R600DHP」なども含まれており、隣接ネットワークに対して不特定多数がアクセス可能となっているおそれもある。
(Security NEXT - 2022/10/05 )
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