日本赤十字社のフィッシングに注意 - 実在する寄付サイトを偽装
日本赤十字社の実在する寄付サイトに見せかけ、個人情報やクレジットカード情報をだまし取るフィッシング攻撃が発生している。フィッシング対策協議会が注意喚起を行った。
日本赤十字社では、災害時における医療救護体制の強化や新型コロナウイルスなどの感染症拡大防止活動を支援する寄付を呼びかけているが、こうした活動に便乗するフィッシング攻撃が確認されたもの。
攻撃者は、「【COVID-19】コロナ対策、慈善寄付」といった件名でメールを送信。新型コロナウイルス感染症の治療や拡大防止のため、活動に取り組んでいるなどと説明し、実在する正規サイトからデザインを盗用した偽サイトへ誘導していた。
フィッシングサイトでは、氏名や生年月日、性別、住所、メールアドレス、電話番号、クレジットカードの名義、番号、有効期限、セキュリティコードなどをだまし取る。
正規サイトでは最低寄付額が2000円となっているが、偽サイトでは最低額を20円と変更しており、少額でも寄付できるかのように見せかけ、情報を詐取しようとしていた。
9月20日の時点でフィッシングサイトの稼働が確認されており、同協議会では閉鎖に向けてJPCERTコーディネーションセンターへ調査を依頼。類似したフィッシング攻撃に注意するよう呼びかけている。
(Security NEXT - 2022/09/20 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
スポーツ教室申込者への案内メール、2度にわたり誤送信 - 桐蔭横浜大
予約管理システム侵害、予約者にフィッシングメール - 京都市内のホテル
CMSに総当たり攻撃、個人情報流出の可能性 - 体育器具メーカー
ECサイトで不具合、会員登録時に別人情報表示 - 下着通販会社
Gitサーバ「Gogs」にゼロデイ脆弱性 - 広範囲の公開サーバに侵害痕跡
「React」脆弱性を狙う攻撃が急増、国内SOCで多数観測 - ラック
「Chrome」にゼロデイ脆弱性、詳細は調整中 - アップデートで修正
ワークフロー実行ツール「n8n」に脆弱性 - アップデートで修正
監視ツール「Barracuda RMM」に深刻な複数脆弱性 - アップデートを
「Apache Struts」にDoS脆弱性 - ディスク領域枯渇のおそれ
