Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

食肉通販サイトでクレカ情報流出の可能性 - 調査に約1年

通信販売サイト「中村食肉ショッピングサイト」が不正アクセスを受け、利用者のクレジットカード情報が外部に流出し、不正に利用された可能性があることがわかった。

同サイトを運営する中村食肉によれば、2021年5月10日11時ごろより6月6日16時過ぎにかけて同サイトを利用した顧客のクレジットカード情報など個人情報94件が外部に流出し、不正に利用された可能性があるという。

脆弱性を突かれて決済アプリを改ざんされたもので、クレジットカードの名義、番号、有効期限、セキュリティコードのほか、ログインIDとして用いるメールアドレスやパスワードなどを窃取されたと見られる。

2021年7月29日にクレジットカード会社から同社に対して情報漏洩の可能性について指摘があり問題が発覚。翌30日に同サイトを閉鎖し、調査を進めていた。

調査が完了したのは、発覚から1年近く経過した2022年7月16日で、同月27日に個人情報保護委員会に報告。8月2日に警察へ被害を申告した。

関連する顧客に対しては、9月14日よりメールで経緯の説明を行うとともに謝罪し、身に覚えのない請求が行われていないか利用明細を確認するよう注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2022/09/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「ブラックフライデー」狙いのドメイン取得増加 - 偽通販サイトに警戒を
クラファン支援者向けの案内メールで誤送信 - レノファ山口
動画イベントのキャンペーン応募者情報を誤公開 - 皮膚科クリニック
高校情報共有ツールで個人情報が閲覧可能に、成績なども - 東京都
「Grafana」にクリティカル脆弱性 - なりすましや権限昇格のおそれ
ファイル転送サーバ「SolarWinds Serv-U」に脆弱性 - 「クリティカル」も複数
米当局、「Chromium」ゼロデイ脆弱性に注意喚起 - 派生ブラウザも警戒を
エプソン製プロジェクターに脆弱性 - 310機種に影響
「NVIDIA DGX Spark」に複数脆弱性 - 重要度「クリティカル」も
行政文書を紛失、書架移動の繰り返しで紛失か - 愛知労働局