顧客情報14万件を消失、サーバ移行時の作業ミスで - 物語コーポレーション
「焼き肉きんぐ」など複数の外食チェーンを展開する物語コーポレーションは、保有する一部顧客情報を誤って削除したことを明らかにした。情報流出については否定している。
同社によれば、ダイレクトメールの送付を目的に保有していた顧客の氏名、住所、電話番号、生年月日、性別、メールアドレスなどの個人情報を誤って削除したもの。対象となるのは「源氏総本店」「焼肉きんぐ」「ゆず庵」など6ブランドで、あわせて14万3876件にのぼる。
顧客情報を管理していたサーバの契約が6月末日で終了し、異なる事業者のサーバへデータを移行する必要があったが作業を行っておらず、契約終了にともないデータを失ったという。
8月5日に問題が判明し、一部は他データより復元できたものの、今回公表した14万3876件については復元に至らなかったという。外部流出については否定しており、不正使用についても確認されていないとしている。
対象となる顧客については、誕生日などイベント時のダイレクトメールが届かなくなるため、心当たりがある場合は、同社に通知するよう呼びかけている。
(Security NEXT - 2022/09/07 )
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