Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

7月のDDoS攻撃、前月から微増 - IIJレポート

インターネットイニシアティブ(IIJ)は、7月に同社で検知したDDoS攻撃の状況を取りまとめた。前月から約4%増となった。

同社がサービスやバックボーンを通じて対処したDDoS攻撃の状況を取りまとめたもの。同月に観測した攻撃は399件で、前月の383件から16件増加した。1日あたりの平均攻撃件数は12.9件。

1カ月を通して見ると、5件から15件の日が多いが20件を越える日も5日間あった。

同月に観測された攻撃において、もっとも規模が大きかったのは、DNSやLDAPなど複数のプロトコルを用いたリフレクション攻撃で、約37万ppsのパケットにより、3.46Gbpsのトラフィックが発生した。135万ppsのパケット、5.95Gbpsだった前月の最大規模を下回っている。

もっとも長く継続した攻撃も同攻撃で、15分にわたって攻撃が継続した。

2022-08-31_ii_001.jpg
IIJによるDDoS攻撃の観測動向(IIJの発表をもとに独自に作成)

(Security NEXT - 2022/08/31 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

シークレット管理ツール「HashiCorp Vault」に複数の脆弱性
アイ・オー製NAS管理アプリに権限昇格の脆弱性
コンテナ保護基盤「NeuVector」に複数脆弱性 - 「クリティカル」も
「ジャンボ宝くじ」無料プレゼントなどと誘導、フィッシング攻撃に注意
オーガニック食品の通販サイトで個人情報流出の可能性
IoT製品のセキュリティ基準で国際連携 - 11カ国が共同声明
国勢調査資料をバインダーごと一時紛失、住民が拾得 - 境港市
GitLab、アップデートを公開 - 脆弱性7件を解消
京都の中高一貫校でランサム被害 - 個人情報流出の可能性
6月の侵害は未知の手口、米子会社で別件インシデントも - 古野電気