「電力需給ひっ迫注意報」に便乗するフィッシング攻撃が発生
全国で節電が呼びかけられており、電力需給にも高い関心が寄せられているが、こうした状況に便乗するフィッシング攻撃が発生しており、フィッシング対策協議会が注意喚起を行った。
資源エネルギー庁を装い、経済産業省の「電力需給対策」と関連あるかのように見せかけ、「電力使用情報が不正確なので要確認」などと不安を煽るメールを送りつけるフィッシング攻撃が確認されたもの。
メールの本文では「現在、電力需給ひっ迫注意報が発令されている」「顧客情報が不正確であることがわかった」などと説明。顧客情報を確認する必要があるなどとだまして、偽サイトへ誘導していた。フィッシングサイトでは、複数電気事業者のロゴを配置。氏名や住所、電話番号のほか、クレジットカード情報などの入力を求める。
フィッシングメールには、不自然な日本語の言い回しも見られ、日本語を母国語としない攻撃者によって作成されたものと見られる。
8月9日の時点でフィッシングサイトの稼働が確認されており、同サイトの閉鎖に向けて同協議会ではJPCERTコーディネーションセンターへ調査を依頼。類似したフィッシング攻撃に注意するよう呼びかけている。
(Security NEXT - 2022/08/09 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
サイバー攻撃でサーバ暗号化、詳細を調査 - 日本ロックサービス
インフラアクセス制御基盤「Teleport」に認証回避の脆弱性
XML処理ライブラリ「libxml2」に複数の脆弱性
地域特化型の旅行予約システムで顧客情報を誤表示
メール誤送信で外部関係者のメアド流出 - 山陽小野田市
学校でグループウェアを操作ミス、アンケートや成績など流出 - さいたま市
個人情報含む行政文書を紛失、誤廃棄の可能性 - 公取委
顧客情報含むファイルを提携金融機関にメールで誤送信 - みずほ銀
「MS Edge」にセキュリティアップデート - 脆弱性2件を解消
「RICOH Streamline NX PC Client」に深刻な脆弱性 - アップデートで修正