MS、「Microsoft Edge 104.0.1293.47」をリリース - 独自に3件の脆弱性を修正
マイクロソフトは、ブラウザの最新版「Microsoft Edge 104.0.1293.47」をリリースした。独自の修正も含まれる。
今回のアップデートは、「Chromium 104.0.5112.81」「同104.0.5112.80」「同104.0.5112.79」をベースとしたもの。同バージョンにおけるセキュリティ上の修正が反映されている。また「Chrome」のデータインポートに対応するなど機能強化なども盛り込んだ。
またアップデートにあたり、マイクロソフトでは独自に3件の脆弱性「CVE-2022-33636」「CVE-2022-33649」「CVE-2022-35796」を解消した。
「CVE-2022-33649」は、ストアアプリの起動を許可するよう求めるダイアログ機能がバイパスされる脆弱性。重要度は4段階中、上から2番目にあたる「重要(Important)」とレーティングされている。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「9.6」。
細工したサイトで攻撃者が競合状態に勝つとリモートよりコードを実行されるおそれがある「CVE-2022-33636」については重要度を「中(Moderate)」、権限昇格の脆弱性「CVE-2022-35796」は「低(Low)」とした。CVSS基本値はそれぞれ「8.3」「7.5」と評価されている。
(Security NEXT - 2022/08/08 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
「PostgreSQL」にセキュリティアップデート - 「13系」は11月にEOL
米当局、「Trend Micro Apex One」に対する脆弱性攻撃に注意喚起
「Flowise」に深刻な脆弱性、パッチは未提供 - PoCが公開
「Microsoft Edge」にアップデート - 脆弱性5件を解消
「Trend Micro Apex One」ゼロデイ脆弱性の修正パッチが公開
CMS「Drupal」の二要素認証モジュールに認証回避のおそれ
「Cisco FMC」に深刻な脆弱性 - 認証なしでコマンド実行のおそれ
Cisco、ファイアウォール製品群にアドバイザリ21件を公開
「Apache Tomcat」にアップデート - 脆弱性「MadeYouReset」を解消
「HTTP/2」実装に「MadeYouReset」脆弱性 - DoS攻撃のおそれ