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スモールビジネス向けCisco製ルータに深刻な脆弱性 - 遠隔よりコードを実行されるおそれ

Cisco Systems製ルータ「Cisco Small Business RVシリーズ」の一部製品に深刻な脆弱性が明らかとなった。アップデートが提供されている。

「同RV345シリーズ」「同RV340シリーズ」「同RV260シリーズ」「同RV160シリーズ」の一部ファームウェアに複数の脆弱性が明らかとなったもの。

いずれも「CVE-2022-20827」「CVE-2022-20841」が存在し、くわえて「同RV340シリーズ」「同RV260シリーズ」では「CVE-2022-20842」の影響を受ける。現地時間8月3日の時点で脆弱性の悪用や公開は確認されていない。

今回明らかとなった脆弱性においてもっとも深刻とされるのは、ウェブ管理インタフェースに明らかとなった「CVE-2022-20842」。入力内容の検証に不備があり、細工したHTTPリクエストによって認証なしにリモートよりroot権限でコードを実行したり、サービス拒否の状態を引き起こすことが可能だという。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「9.8」で、重要度は4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

(Security NEXT - 2022/08/04 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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