Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

福祉サービスの一部契約書類が所在不明に - 高知県社会福祉協議会

高知県社会福祉協議会は、福祉サービス利用者とその家族の個人情報が記載された書類の所在がわからなくなっていることを明らかにした。

同協議会によれば、中央西福祉保健所管内の利用者1人とその家族3人の個人情報を含む書類が所在不明となっているもの。

「福祉サービス利用援助」契約に関する書類一式で、利用者の氏名、住所、電話番号、生年月日、口座番号、障害の有無、利用している福祉制度のほか、家族の氏名、住所、年齢、利用している福祉制度などが記載されている。

4月26日に同協議会の職員から上長に書類がないと報告があり、紛失が判明した。書類を最後に確認したのは2018年2月から3月ごろで、鍵のかかる書棚で保管していたという。

事務所内の捜索や関係者への聞き取りを行ったが発見できなかった。紛失した経緯はわかっていない。同協議会は対象となる利用者と家族に対して経緯の説明と謝罪を行ったが、不正利用などは確認されていない。

(Security NEXT - 2022/08/04 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

教員採用選考受検者の自己申告用紙が所在不明に - 新潟県
他県で実施した中学校自然教室で生徒名簿が所在不明に - 横浜市
誤った住所へ会員証を送付、システムトラブルで - JAF
Salesforceのローコード開発ツールに脆弱性 - 設定リスクの指摘も
構成管理ツール「Salt」に複数脆弱性 - 「クリティカル」も
MDMサーバから従業員情報流出、削除データも - ジブラルタ生保
「Kibana」に深刻な脆弱性 - 「Chromium」の既知脆弱性に起因
ファッション通販サイトに不正アクセス、通知メールが送信
サイバー攻撃で元従業員情報が流出した可能性 - クミアイ化学工業
「IBM i」のFAX機能に権限昇格の脆弱性 - 修正パッチを提供