フィッシングサイトの約4割が「三菱UFJニコス」を悪用 - 偽NHKにも注意
BBソフトサービスによると、検知したフィッシングサイトにおいてクレジットカードのブランドを悪用しているケースの割合が増加している。全体の7割弱にのぼり、特に「三菱UFJニコス」を悪用するケースが目立っている。
6月に同社が製品で検知したフィッシングサイトの動向について取りまとめたもの。6月にもっとも多く検知されたのは、クレジットカードやファイナンス分野のフィッシングサイトで、全体の67.7%にのぼる。前月の54.6%から13.1ポイント上昇した。
ウェブサービスを偽装するケースについても9.3%から11.3%へ増加。一方、ECサイトは15.5%から11.0%に縮小。携帯電話キャリアを装うケースについては、17.4%から8.2%へと半減した。
悪用された具体的なブランドを見ると「三菱UFJニコス」がもっとも多く、フィッシングサイト全体の39.2%を占めている。前月の6.9%から大幅に上昇した。次に多い「セゾンカード(17.4%)」をあわせると半数を超えている。
このほか、前月の19.4%より割合は下がったものの、「三井住友カード」が7.4%にのぼり、「イオンカード」「エポスカード」などのフィッシングサイトも引き続き検知されている。
(Security NEXT - 2022/08/01 )
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