Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

動画配信サービス「Hulu」のアプリに脆弱性

動画配信サービス「Hulu」のスマートデバイス向けアプリに脆弱性が明らかとなった。修正が実施されている。

iOS版では、サーバ証明書の検証に問題があり、中間者攻撃(MITM攻撃)が可能となる脆弱性「CVE-2022-34156」が判明した。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「4.8」。

同脆弱性は、GMOサイバーセキュリティbyイエラエの熊坂駿吾氏が情報処理推進機構(IPA)へ報告したもので、JPCERTコーディネーションセンターが調整を実施。脆弱性を修正した「同3.0.81」が提供されている。

また同アプリのAndroid版では、外部サービスのAPIキーがハードコードされている脆弱性「CVE-2022-35734」が明らかとなった。

ブロードバンドセキュリティの佐藤竜氏が報告したもので、アプリの利用者に直接影響はないが、同APIキーを窃取されるおそれがあるとして同APIキーの無効化が実施された。「同3.1.2」ではAPIキーが削除されている。

(Security NEXT - 2022/07/28 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Firefox 140」がリリース - 脆弱性13件を解消
「FortiOS」などFortinet複数製品に脆弱性 - アップデートを
「Cisco ISE」に深刻な脆弱性、root権限奪取も - 修正版を公開
「NetScaler ADC/Gateway」にゼロデイ脆弱性 - 早急に更新を
「Kibana」に深刻な脆弱性 - 「Chromium」の既知脆弱性に起因
Salesforceのローコード開発ツールに脆弱性 - 設定リスクの指摘も
Gitサーバ「Gogs」にRCE脆弱性 - 過去の修正不備に起因
「Chrome 138」を公開 - 11件のセキュリティ修正
「WinRAR」にディレクトリトラバーサルの脆弱性 - 修正版を公開
サーバ管理ツール「Convoy」に深刻な脆弱性 - アップデートがリリース