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セキュリティ対策に貢献した研究者や実務者に感謝状 - JPCERT/CC

JPCERTコーディネーションセンターは、セキュリティ対策の活動に貢献したセキュリティ研究者や実務者に感謝状を贈呈した。

同センターでは、2014年に感謝状制度を設け、同年以降、インシデントの被害低減をはじめ、セキュリティ対策に寄与した人物や組織に対し、毎年感謝状を贈っている。

9回目となる2022年度は、横浜国立大学大学院准教授の吉岡克成氏と、bitFlyerでSecurity Teamに所属する松岡晋矢氏を表彰した。

吉岡氏は、同センター主催の「定点観測友の会」でIoTマルウェアに関する研究分析結果など情報を共有したほか、メンバーの拡大などに貢献。IoT機器の脆弱性についても多数報告しており、脆弱性対応の調整活動などへ協力している。

一方松岡氏は、過去数年にわたって暗号資産(仮想通貨)交換業者をターゲットとした標的型攻撃の情報を提供。多数組織に情報が共有されたことで、インシデントの早期発見、収束につながった。また組織内で観測した事象や得られた知見を他組織の被害抑制に活かすため、積極的にインシデント報告を行っており、同センターでは模範的な姿勢に謝意を示している。

(Security NEXT - 2022/06/29 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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