「Microsoft Edge 102.0.1245.39」が公開 - MS独自の修正も
マイクロソフトは、同社ブラウザの最新版「Microsoft Edge 102.0.1245.39」をリリースした。
今回のアップデートは、「Chromium 102.0.5005.61」をベースとしたもので、Chromiumにおける修正にくわえて、Microsoft Edge独自の対応も行った。
ブラウザのサンドボックスを回避され、コードを実行されるおそれがある「CVE-2022-22021」を解消。リリース時点で脆弱性の悪用や公表は確認されていないという。
共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「8.3」、悪用にはユーザーによる操作など一定の条件を満たす必要があるとして、重要度は4段階中、上から3番目にあたる「中(Moderate)」とした。
脆弱性を悪用するには攻撃者が競合状態に勝利する必要があり、脆弱性可能性指標は「悪用の可能性は低い」とレーティングされている。今回の更新で修正された脆弱性は、「Chromium」も含めてCVEベースで以下のとおり。
CVE-2022-2007
CVE-2022-2008
CVE-2022-2010
CVE-2022-2011
CVE-2022-22021
(Security NEXT - 2022/06/10 )
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