Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「MSDT」にゼロデイ脆弱性「Follina」 - MSが回避策をアナウンス

「Microsoft Support Diagnostic Tool(MSDT)」にゼロデイ脆弱性が明らかとなった。悪用も確認されており、緩和策がアナウンスされている。プレビュー表示だけで脆弱性を悪用される可能性もあるという。

リモートよりコードを実行される脆弱性「CVE-2022-30190」が明らかとなったもの。VirusTotalにアップロードされた同脆弱性を悪用するドキュメントを国内のセキュリティリサーチチーム「nao_sec」が発見し、Twitterに投稿。ファイルを解析した研究者が脆弱性を別名「Follina」と名付けていた。

OfficeなどアプリケーションからURLプロトコルを使用して「MSDT」を呼び出す機能に脆弱性が明らかとなったもので、細工したファイルで脆弱性を悪用されると呼び出し元のアプリケーションの権限でコードを実行されるおそれがある。

マイクロソフトでは、脆弱性に対する攻撃の回避策として、レジストリキーの変更により、「MSDT URLプロトコル」を無効化することを挙げた。

(Security NEXT - 2022/06/01 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

芸術学科公演会の案内メールで誤送信 - 近畿大
組合員や取引先の電話番号含む携帯電話を紛失 - JA遠州夢咲
「サイバー攻撃演習訓練実施マニュアル」を公開 - 日本シーサート協議会
国と都の開業支援施設、マルウェア感染確認されず
福岡県暴力追放運動推進センターがサポート詐欺被害 - 情報流出のおそれも
米政府、重要インフラ向けの「CPGs」をアップデート
ランサム被害が前年比約1.5倍 - バックアップ取得も復元に難あり
米政府、「AzureAD」や「MS365」環境向けのインシデント調査ツールを公開
「JavaScript」のランタイム環境「Deno」に脆弱性
支援学校で生徒の個人情報含む私物USBメモリ紛失 - 大阪府