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「Magnitude Simba」のODBCドライバなどに脆弱性

マイクロソフトによると、今回の問題は、1月にOrca Securityより報告が寄せられたことを契機に明らかになったという。

MSでは、3月に初期対応のプログラムを配布。追加で明らかとなった攻撃経路への修正なども含め、4月15日までに複数の緩和策を導入。また根本的な原因への対策として「Magnitude Simba」のコードレビューなどへ協力した。

「CVE-2022-29972」の悪用状況など詳細について調査を実施したが、報告者の活動以外に、脆弱性を悪用する活動は発見されていないと説明。報告者の活動によって影響を受けた顧客に対しては3月に報告済みとしている。

Azureクラウドでホストされている場合や自動更新が有効化している場合は特に対応の必要はないが、自組織で統合ランタイムを運用しており自動更新を有効化していない場合は対策が必要になるとして注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2022/05/10 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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