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「Microsoft Edge 100.0.1185.29」をリリース - 独自の脆弱性修正も

マイクロソフトは、「Chromium」ベースの最新ブラウザ「Microsoft Edge 100.0.1185.29」をリリースした。「Chromium」にて修正された脆弱性にくわえて、独自の修正を行っている。

今回のアップデートは、「Chromium 100.0.4896.60」を反映した更新で、同バージョンにて修正されたCVEベースで16件の脆弱性のほか、独自に9件の脆弱性へ対処した。

同社が今回修正した脆弱性の重要度を見ると、4段階評価でもっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性は含まれていない。

次に高い「重要(Important)」とされる脆弱性は、「CVE-2022-24475」「CVE-2022-26891」「CVE-2022-26894」「CVE-2022-26895」「CVE-2022-26900」「CVE-2022-26908」の6件。いずれも悪用されると権限の昇格が生じるおそれがあるという。

のこる3件については、重要度が1段階低い「中(Moderate)」とレーティングされており、権限昇格や情報漏洩の脆弱性を解消している。

(Security NEXT - 2022/04/04 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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