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住民の課税情報を業務外で閲覧、職員を処分 - 印西市

千葉県印西市は、業務と関係なく住民の個人情報を閲覧した職員に対して懲戒処分を行った。

同市によれば、2021年12月当時に納税課へ務める職員が勤務時間中に住民4人の住所や課税情報を業務と関係なく閲覧していたもの。同市に対して職員と近しい住民より調査の依頼があり、調べたところ問題が発覚した。

同市のヒアリングに対し、職員は閲覧した理由について興味本位だったと説明。「大変軽率な行動で申し訳ないことをしてしまった」と話しているという。

同市では、対象者本人以外へ情報を漏洩したり、不正に利用していないことを数回にわたり調査。対象となる住民にも謝罪した上で被害などが発生していないことを確認した。

また今回の問題を受けて、同市では同職員に対し、3月22日付けで減給とする懲戒処分を実施。管理監督者の2名を厳重注意処分としている。

(Security NEXT - 2022/03/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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