Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Carbon Black AppC」に複数の深刻な脆弱性 - アップデートが公開

VMwareは、実行可能なアプリケーションを制御するソフトウェア製品「VMware Carbon Black App Control(AppC)」のWindows版に複数の深刻な脆弱性が明らかになったとして、アップデートをリリースした。

非公開で2件の脆弱性について報告を受け、アップデートにて対処したもの。「CVE-2022-22951」は「OSコマンドインジェクション」の脆弱性。入力検証に問題があり、「VMware App Control」の管理インターフェイスへアクセスする高い権限を持つ場合にサーバ上でコードを実行されるおそれがある。

また管理者として「VMware App Control」へアクセスができる場合にファイルのアップロードが可能となる脆弱性「CVE-2022-22952」が判明。細工したファイルにより、Windowsインスタンス上で任意のコードを実行されるおそれがある。

いずれも共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「9.1」。4段階ある重要度は、もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

同社は脆弱性を修正した「同8.8.2」「同8.7.4」「同8.6.6」「同8.5.14」をリリース。利用者にアップデートを呼びかけている。

(Security NEXT - 2022/03/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「ConnectWise ScreenConnect」に脆弱性 - 修正版が公開
NETSCOUT「nGeniusONE」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
Python向けHTTPライブラリに脆弱性 - リクエストスマグリング攻撃のおそれ
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開
「GitHub Enterprise Server」に複数脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIA製GPUドライバに複数の脆弱性 - 権限昇格やDoSのおそれ
トレンドの法人向け複数製品に脆弱性 - アップデートで修正
「Erlang/OTP」に深刻なRCE脆弱性 - 概念実証コードも公開済み