Google、「Chrome 99.0.4844.74」を公開 - 深刻な脆弱性を修正
Googleは、複数の脆弱性を解消した「Chrome 99.0.4844.74」をリリースした。深刻な脆弱性への対処も含まれる。
今回のアップデートでは、セキュリティに関する11件の修正を実施した。CVEベースで10件の脆弱性を修正したことを明らかにしている。
レンダリングエンジンに明らかとなった解放後のメモリを使用する「Use After Free」の脆弱性「CVE-2022-0971」は、4段階の重要度においてもっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。
またセーフブラウジングや拡張機能の処理、グラフィックエンジンなどに含まれる重要度が2番目に高い「高(High)」とされる脆弱性8件や、「中(Medium)」とされる脆弱性1件に対応した。
今後数日から数週間をかけてアップデートを展開していく予定。今回のアップデートで修正された脆弱性は以下のとおり。
CVE-2022-0971
CVE-2022-0972
CVE-2022-0973
CVE-2022-0974
CVE-2022-0975
CVE-2022-0976
CVE-2022-0977
CVE-2022-0978
CVE-2022-0979
CVE-2022-0980
(Security NEXT - 2022/03/16 )
ツイート
PR
関連記事
Perl向け暗号ライブラリ「CryptX」に複数脆弱性
監視ソフト「IBM Tivoli Monitoring」にRCE脆弱性 - 早急に更新を
掲示板ツール「vBulletin」に深刻な脆弱性 - 実証コードや悪用も
ZohoのExchange監視ツールに深刻な脆弱性 - アップデートを
「Wazuh」や「Windows WEBDAV」の脆弱性悪用に注意
「Firefox」に脆弱性、アップデートを公開 - 「クリティカル」との評価も
「Adobe Commerce」に緊急対応必要な脆弱性 - 「Magento」も注意
Adobe、複数製品にアップデート - 250件以上の脆弱性を解消
Pythonの「tarfile」モジュールに脆弱性 - クリティカルも
「M365 Copilot」に情報漏洩の深刻な脆弱性 - すでに修正済み