Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Adobe Illustrator」などAdobe複数製品に深刻な脆弱性

Adobe Systemsは、「Adobe Illustrator」をはじめ、5製品に対してセキュリティアップデートをリリースした。深刻な脆弱性などを修正している。

各社が定例のセキュリティアップデートを公開する米時間毎月第2火曜日、いわゆる「パッチチューズデー」にあわせ、「Adobe Illustrator」「Adobe Photoshop」「Adobe After Effects」「Adobe Creative Cloud Desktop」「Adobe Premiere Rush」向けのアップデートを公開したもの。

「Adobe Illustrator」では13件の脆弱性に対応。バッファオーバーフローの脆弱性「CVE-2022-23188」や域外メモリに書き込みが可能となる「CVE-2022-23186」については、コードを実行されるおそれがあり、3段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

また「Adobe Photoshop」ではバッファオーバーフローの脆弱性「CVE-2022-23203」に対応。「Adobe After Effects」の域外メモリの脆弱性「CVE-2022-23200」、「Adobe Creative Cloud Desktop」では検索パスの処理における問題「CVE-2022-23202」を修正した。いずれも「クリティカル(Critical)」と評価されている。

適用優先度については、いずれも3段階中もっとも低い「3」としており、任意のタイミングでアップデートを実施するよう求めている。

(Security NEXT - 2022/02/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

米当局、脆弱性5件の悪用に注意喚起 -10年以上前の「Shellshock」関連も
NoSQLデータベース「Redis」に複数脆弱性 - 「クリティカル」も
IBMのデータ変換プラットフォームに深刻な脆弱性 - 修正版を提供
「Nagios Log Server」に複数脆弱性 - 3月の更新で修正
米当局、「Zimbra」の脆弱性に注意喚起 - 軍関係狙うゼロデイ攻撃も
「NVIDIA GPUディスプレイドライバ」に複数脆弱性 - アップデートを公開
「Kibana」に複数のXSS脆弱性 - 「CrowdStrike」との連携ツールにも
「GitLab」にアップデート - 脆弱性4件を解消
米当局、「Grafana」の既知脆弱性に対する攻撃に注意喚起
ファイアウォール基盤「PAN-OS」に判明した脆弱性2件を修正 - Palo Alto