Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

SAP、月例パッチで脆弱性23件を解消 - 深刻度最高の「HotNews」2件

SAPは、2021年最後となる12月の月例セキュリティパッチをリリースした。深刻な脆弱性を複数修正している。

各社が定例のセキュリティアップデートを公開する米時間毎月第2火曜日、いわゆる「パッチチューズデー」にあわせて15件のアドバイザリを公開し、脆弱性を解消したもの。

過去に公開したアドバイザリのアップデート4件を除くと、新規のアドバイザリは11件。CVEベースであわせて23件の脆弱性に対処している。

新規アドバイザリにおいて重要度が「HotNews」とされるアドバイザリは2件。あわせて12件の脆弱性を解消した。「SAP ABAP Server & ABAP Platform」では「CVE-2021-44231」を修正。さらに中国向けに提供している「SAP Commerce」では、Javaライブラリ「XStream」に関する脆弱性など11件に対応している。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3」のベーススコアを見ると「CVE-2021-21345」「CVE-2021-44231」が「9.9」。これ以外にも「CVE-2021-21350」「CVE-2021-21347」「CVE-2021-21346」「CVE-2021-21344」が「9.8」で続いている。

(Security NEXT - 2021/12/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Spring Framework」「Spring Security」に認可回避の脆弱性
「NVIDIA Triton」に深刻な脆弱性 - アップデートで修正
最新OS「iOS/iPadOS 26」公開 - 旧OSではゼロデイ脆弱性を解消
Apple、「macOS Tahoe 26」で脆弱性77件を修正 - 旧OSも更新
ワークフロー管理ツール「Apache DolphinScheduler」に脆弱性
Samsung、モバイル端末の複数脆弱性を修正 - 一部で悪用も
AI開発フレームワーク「Flowise」に複数の「クリティカル」脆弱性
「MS Edge」にアップデート - 「クリティカル」脆弱性を解消
「Cisco IOS XR」にDoSや署名バイパスの脆弱性 - 修正版リリース
「Zoom Workplace」に複数の脆弱性 - 最新版で修正済み