Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

職員用システムに脆弱性、管理者パスワード奪われる - 西宮市

送信されたのは、「Amazon」を装ったフィッシングメール。職員を発信元として不審メールが庁内に送信されたことで複数部署より報告が寄せられ、調査を行ったところ不正アクセスを受けた痕跡を確認した。

兵庫県が県内自治体を対象にウェブアプリケーションの脆弱性診断を定期的に実施しており、今回不正アクセスを受けたグループウェアについても、過去に診断を実施していたが、その際に脆弱性は発見されなかったという。

不正アクセスの判明を受けて、一時外部からのアクセスを遮断。翌7日に対策を実施したうえで復旧した。業務に大きな支障は出ていない。

今回の事態を受けて同市では、警察に被害を相談。総務省や情報処理推進機構(IPA)など関係機関に報告を行った。

また不正アクセスを受けたグループウェアは、LGWANや住民基本台帳システムと異なるネットワークで運用されており、これらシステムに対する影響を否定している。

(Security NEXT - 2021/12/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

ネット印刷サービスにサイバー攻撃、個人情報流出か - ウイルコHD子会社
英国ブランド通販サイト、約3年間にわたりクレカ情報流出の可能性
従業員アカウントが不正利用、フィッシング踏み台に - 常石G
通信機器経由でサイバー攻撃、侵害サーバに顧客情報 - 日本プラスト
オーガニック食品の通販サイトで個人情報流出の可能性
三井ショッピングパーク会員サイトで不正ログイン被害を確認
作業服通販サイトに不正アクセス - 2024年に判明、新サイトへ移行
「無印良品」通販サイトで出荷停止 - アスクル障害が波及
佐川急便の会員サービスで不正ログイン - アクセスを一時制限
闇サイトでの個人情報流通を契機に不正アクセス判明 - 不動産管理会社