「一斉送信機能」がメール誤送信の原因に - 諏訪市
長野県諏訪市は、議会広報誌のモニターへメールを送信する際にメールアドレスが流出したことを明らかにした。
議会事務局が10月25日に議会広報誌のモニター7人へ送信したアンケートの提出を促すメールにおいて誤送信が発生したもの。同市において、11月10日にメールアドレスが流出する誤送信の事故が発生したことから同様のケースがないか確認したところ、問題が判明した。
従来、ルールに従って議会事務局では手動で「BCC」を用いて送信していたが、同市システムに「一斉送信機能」が用意されていることに職員が気が付き、メールアドレスが漏洩しないものと思い込んで挙動を確かめずに利用したが、実際はメールアドレスが宛先となる設定だったため、メールアドレスが受信者間で閲覧できる状態になった。
同市では対象となるモニターに対し、電話で謝罪するとともに、誤送信したメールの削除を依頼した。
同市によれば、同機能を利用している部署はなく、実装された詳しい時期などもわからないという。同市では今回の問題を受けて「一斉送信機能」の利用を控え、同機能を通じて「BCC」で送信されるよう設定の見直しを図るとしている。
(Security NEXT - 2021/11/30 )
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