Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Google、「Chrome 96」をリリース - 25件のセキュリティ修正を実施

Googleは、「Windows」や「macOS」「Linux」向けにブラウザの最新版「Chrome 96.0.4664.45」をリリースした。

今回のアップデートでは、「戻る」「進む」などのキャッシュ機能を改善し、安定化を図ったほか、「プログレッシブウェブアプリ(PWA)」の機能強化を図った。

セキュリティに関しては25件の修正を実施。CVEベースで18件の脆弱性に対処したことを明らかにしている。脆弱性の重要度を見ると、4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性は含まれていない。

重要度が2番目に高い「高(High)」とされる脆弱性は7件。解放後のメモリを使用するいわゆる「Use After Free」の脆弱性「CVE-2021-38008」「CVE-2021-38006」「CVE-2021-38005」「CVE-2021-38011」や、型の取り違え「CVE-2021-38007」などに対処した。

さらに1段階低い「中(Medium)」とされる脆弱性10件や、「低(Low)」とされる1件を解消している。今後数日から数週間をかけてアップデートを展開していく予定。

CVE-2021-38005
CVE-2021-38006
CVE-2021-38007
CVE-2021-38008
CVE-2021-38009
CVE-2021-38010
CVE-2021-38011
CVE-2021-38012
CVE-2021-38013
CVE-2021-38014
CVE-2021-38015
CVE-2021-38016
CVE-2021-38017
CVE-2021-38018
CVE-2021-38019
CVE-2021-38020
CVE-2021-38021
CVE-2021-38022

(Security NEXT - 2021/11/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

サードパーティ製ソフトに起因する脆弱性7件を修正 - Atlassian
「MS Edge 124」がリリース、脆弱性17件を修正
「PAN-OS」脆弱性への攻撃、国内でも被害報告
「ClamAV」にクリティカルパッチ - サービス拒否の脆弱性など修正
「PAN-OS」のアップデートが公開 - 旧版にも順次提供予定
「PAN-OS」脆弱性、攻撃条件を修正 - 一部緩和策が「効果なし」に
「PAN-OS」脆弱性に対する攻撃が増加 - コマンドで悪用試行を確認可能
「PAN-OS」脆弱性の詳細や悪用コードが公開済み - 攻撃拡大のおそれ
WP向けメールマーケティングプラグインにSQLi脆弱性
HashiCorpのGo言語向けライブラリ「go-getter」に脆弱性