ヤマハ製複数ルータに脆弱性 - ファームウェアのアップデートが公開
ヤマハ製の複数ルータに脆弱性が明らかとなった。ファームウェアのアップデートが提供されている。
脆弱性情報のポータルサイトであるJVNによれば、「RTX1210」「RTX830」「NVR700W」「NVR510」に「クロスサイトスクリプトインクルージョン(XSSI)」の脆弱性「CVE-2021-20843」や、「HTTPレスポンスヘッダインジェクション」の脆弱性「CVE-2021-20844」が明らかとなったもの。
ウェブ管理画面へログインした状態で、悪意あるページへアクセスすると、設定を変更されたり、情報を窃取されるおそれがある。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアはそれぞれ「4.8」「3.7」とレーティングされている。
これら脆弱性は、イエラエセキュリティの馬場将次氏がJPCERTコーディネーションセンターへ報告したもので、公表にあたっては同センターが調整を行った。
ヤマハでは脆弱性を修正したファームウェア「RTX1210 Rev.14.01.40」「RTX830 Rev.15.02.20」「NVR700W Rev.15.00.22」「NVR510 Rev.15.01.21」をリリース。またHTTPサーバを無効化するなど、回避策をアナウンスしている。
(Security NEXT - 2021/11/09 )
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