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「Apache Storm」に深刻な脆弱性 - コード実行のおそれ

ストリームデータの分散処理を行うオープンソースのフレームワーク「Apache Storm」に深刻な脆弱性が明らかとなった。

「Supervisorサーバ」の「workerサービス」において、信頼できないデータを逆シリアル化する脆弱性「CVE-2021-40865」が明らかとなったもの。認証前にリモートよりコードを実行されるおそれがある。

開発チームでは脆弱性を「高(High)」と評価しているが、米国立標準技術研究所(NIST)の脆弱性データベース「NVD」では、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「9.8」、「クリティカル(Critical)」とレーティングしている。

開発チームでは、脆弱性を修正した「同2.3.0」「同2.1.1」「同1.2.4」を10月中盤にリリースしており、利用者にアップデートを呼びかけている。

(Security NEXT - 2021/11/04 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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