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富士電機製の制御システム関連製品に複数の脆弱性

富士電機製の制御システム関連製品「V-Server Lite」「Tellus Lite V-Simulator」に複数の脆弱性が判明した。

両製品においてスタックベースのバッファオーバーフロー「CVE-2021-38413」や域外メモリへ書き込み「CVE-2021-38419」、信頼できないポインタの参照「CVE-2021-38401」など、あわせて6件の脆弱性が明らかとなったもの。

脆弱性によって影響は異なるが、コードの実行やデータの破損、情報漏洩などが生じるおそれがある。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは、いずれも「7.8」とレーティングされている。

同社は脆弱性を修正した「V-Server Lite v4.0.12.0」「Tellus Lite V-Simulator v4.0.12.0」をリリースした。セキュリティ機関からも注意喚起が行われている。

今回修正された脆弱性は以下のとおり。

CVE-2021-38401
CVE-2021-38409
CVE-2021-38413
CVE-2021-38415
CVE-2021-38419
CVE-2021-38421

(Security NEXT - 2021/10/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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