ジュニパー、10月の月例更新で脆弱性71件に対処 - 深刻な脆弱性も
Juniper Networksは、10月の月例セキュリティ更新であわせて44件のセキュリティアドバイザリを公開した。複数の深刻な脆弱性にも対応している。
アドバイザリ44件において、特定製品のみ影響を受けるものも含め、35件はJunos OSに関連するアドバイザリとなっている。重要度は、4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」が2件、「高(High)」が22件、「中(Medium)」が20件だった。
これらアドバイザリを通じて、CVEベースであわせて71件の脆弱性に対処している。40件に関しては共通脆弱性評価システム「CVSSv3」のベーススコアが「7.0」以上となっており、さらにこのうち4件については「9.0」以上とレーティングされている。
具体的には「Contrail Insights(旧AppFormix)」において修正された「Nodejs」に起因する「CVE-2019-15605」「CVE-2019-15606」および「nodemailer」に関する「CVE-2020-7769」や、同社傘下の128 Technologyが提供する「Session Smart Router」において明らかとなった認証をバイパスされる脆弱性「CVE-2021-31349」で、いずれも「9.8」とレーティングされている。
「CVE-2021-31349」に関しては、イエラエセキュリティの片岡玄太氏が情報処理推進機構(IPA)へ報告したもので、修正にあたってはJPCERTコーディネーションセンターが調整を実施。JVNを通じても注意喚起が行われている。
(Security NEXT - 2021/10/18 )
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