Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Apache Tomcat」にサービス拒否の脆弱性 - 10月初旬の更新で修正済み

「Apache Tomcat」の開発チームは、10月初旬にリリースしたアップデートで、サービス拒否の脆弱性に対処していたことを明らかにした。

「WebSocket」における接続を開放しないことからリソースが枯渇し、サービス拒否に陥る脆弱性「CVE-2021-42340」について、10月14日に公開したもの。

9月23日に報告を受けたもので、10月1日にリリースした「同10.1.0-M6」「同10.0.12」「同9.0.54」や、同月6日にリリースした「同8.5.72」にて修正済みだという。

開発チームは、利用者に対してアップデートを実施するよう呼びかけた。脆弱性を公表を受けて、セキュリティ機関からも注意喚起が行われている。

(Security NEXT - 2021/10/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

DB管理ツール「pgAdmin」に脆弱性 - アカウント乗っ取りのおそれ
機械学習フレームワーク「H2O-3」に深刻な脆弱性
「ImageMagick」に再度深刻な脆弱性 - サーバ環境は注意
「Spring Cloud Gateway Server WebFlux」に深刻な脆弱性 - 設定改ざんのおそれ
「HashiCorp Vault」に脆弱性 - 複雑なJSON処理でDoS状態に
C言語向けライブラリ「cJSON」に脆弱性 - 重要度「クリティカル」
DjangoフレームワークにSQLi脆弱性 - アップデートで修正
「MS Edge 140」が公開 - 独自修正含む脆弱性5件に対処
Pixarの3D記述フレームワーク「OpenUSD」に深刻な脆弱性 - PoCも公開
「Sitecore」や「Linuxカーネル」の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局