Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

北海道銀、副業で従業員2名を懲戒解雇 - 顧客情報の不正利用は否定

北海道銀行は、就業時間中に無許可で副業を行い、銀行とは無関係の商品販売に関する勧誘を行ったとして従業員2人を懲戒処分とした。顧客情報の不正利用については否定している。

同行によれば、従業員2人が就業規則に反して無許可で副業を行い、銀行とは関係のない商品について勧誘を行っていたことから、懲戒処分を実施したもの。具体的な商品内容についてはコメントを避けたが、銀行の商品とは関係なく、「金融商品」でもないという。

勧誘先に10人ほどの同行顧客が含まれていたが、顧客情報の不正利用については否定。過去に業務を通じて顔見知りとなり、その後個人的な付き合いにおいて勧誘が行われたとし、最近は同行業務での付き合いはなかったと説明している。顧客リストを用いたり、顧客情報を検索して営業活動を行っていた事実もないとした。

同行では、9月29日付けで2人を懲戒解雇としたが、処分理由についても、個人情報の不正利用といった不祥事によるものではなく、あくまで副業による「就業規則違反」であると強調している。

同行では懲戒処分について北海道財務局に報告。勧誘した顧客に対しても、同行とは関係のない商品の勧誘であることを個別に説明した。勧誘を受けた顧客からクレームなども受けていないとしている。

(Security NEXT - 2021/10/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

メール覗き見職員を処分、PWなど推測して不正アクセス - 宇陀市
行政文書ファイル1冊が所在不明、匿名通報で発覚 - 関東財務局
児童相談に関するICレコーダー紛失、1年以上未報告 - 紋別市
個人情報含むUSBメモリを紛失、拾得され発覚 - 近畿大工業高専
臨時IDカードで知人住所を取得、待ち伏せ職員を処分 - 仙台市
支援関連の契約書や重説を紛失、誤廃棄か - 広島市こども療育センター
子会社従業員が顧客の個人情報をSNSに投稿 - ダイナックHD
救急車出動先を知人にLINE送信、職員を懲戒処分 - 明石市
生活保護受給で不適切な事務処理、職員を処分 - 札幌市
臨床研究で患者データ漏洩、オーサーシップ問題から発覚 - 順天堂大