Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

サーバ向けマルウェア対策製品「ServerProtect」に深刻な脆弱性 - パッチがリリース

トレンドマイクロのサーバ向けマルウェア対策製品「ServerProtect」に深刻な脆弱性が明らかとなった。同社やセキュリティ機関では利用者へアップデートを呼びかけている。

認証をバイパスされるおそれがある「CVE-2021-36745」が明らかとなったもの。「同for Storage 6.0」「同for Windows 5.8」「同for NetApp 5.8」「同for EMC Celerra 5.8」が影響を受ける。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.0」における同脆弱性のベーススコアは「9.8」。同社は脆弱性の深刻度を「緊急(Critical)」とレーティングしている。

脆弱性の判明を受けて、同社は各製品向けに脆弱性を解消するクリティカルパッチをリリース。公表にあたっては周知を目的にJPCERTコーディネーションセンターに対しても報告を行っており、JVNを通じても注意喚起が行われている。

(Security NEXT - 2021/09/30 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「PowerCMS」に6件の脆弱性 - 修正版が公開
「SUSE Manager」にRCE脆弱性、アップデートで修正 - PoCは公開済み
Pythonの「tarfile」モジュールにサービス拒否の脆弱性
Apple、「macOS Sequoia 15.6」など公開 - 脆弱性87件を修正
「iOS/iPadOS 18.6」で複数脆弱性を修正 - KEV掲載済みの脆弱性も
「oauth2-proxy」に認証バイパスの脆弱性 - アップデートで修正
一部「SonicOS」のSSL VPNに脆弱性 - DoS攻撃のおそれ
「Chrome」にアップデート - セキュリティ関連の修正4件
「BentoML」に深刻な脆弱性 ─ ファイルアップロード処理に起因
SAML認証ライブラリ「Node-SAML」に再度深刻な脆弱性