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PHPのアップデートが公開 - 複数の脆弱性を解消

PHPの開発チームは、アップデートとなる「PHP 8.0.11」「同7.4.24」「同 7.3.31」をリリースした。

いずれも「セキュリティリリース」との位置づけで複数の脆弱性に対処した。開発チームでは、各系統の利用者に対してアップデートするよう呼びかけている。

今回修正された「CVE-2021-21706」は以前より指摘を受けていた脆弱性。Windows環境においてディレクトリ外のファイルをzipアーカイブに含めることが可能になるという。

また2017年より複数回にわたって修正されてきた整数オーバーフローの脆弱性「CVE-2017-8923」が、文字列の連結により生じることが判明し、修正を行った。

同脆弱性は、米国立標準技術研究所(NIST)の脆弱性データベース「NVD」において、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.0」のベーススコアが「9.8」とレーティングされている。

(Security NEXT - 2021/09/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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