Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Adobe Acrobat/Reader」のアップデートが公開 - 「クリティカル」含む脆弱性26件を修正

Adobe Systemsは、「Adobe Acrobat」および「Adobe Reader」の深刻な脆弱性を修正するセキュリティアップデートをリリースした。

各社が定例のセキュリティアップデートを公開する米時間毎月第2火曜日、いわゆる「パッチチューズデー」にあわせてリリースしたもの。26件の脆弱性に対応した。

「バッファオーバーフロー」「Use After Free」「型の取り違え」など、同社による重要度が、3段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性13件が含まれる。

次に高い「重要(Important)」とされる脆弱性9件や、「中(Moderate)」とされる脆弱性4件についても修正した。いずれも悪用は確認されていない。

同社は、「Windows」および「macOS」の「Continuousトラック」向けにアップデート「同2021.007.20091」を公開。あわせて「Classicトラック」向けに「同2020.004.30015」「同2017.011.30202」をリリースした。

適用優先度は、いずれも3段階中2番目にあたる「2」とレーティングしており、30日以内を目安に更新するよう利用者へ呼びかけている。

今回のアップデートで修正された脆弱性は以下のとおり。

CVE-2021-35982
CVE-2021-39836
CVE-2021-39837
CVE-2021-39838
CVE-2021-39839
CVE-2021-39840
CVE-2021-39841
CVE-2021-39842
CVE-2021-39843
CVE-2021-39844
CVE-2021-39845
CVE-2021-39846
CVE-2021-39849
CVE-2021-39850
CVE-2021-39851
CVE-2021-39852
CVE-2021-39853
CVE-2021-39854
CVE-2021-39855
CVE-2021-39856
CVE-2021-39857
CVE-2021-39858
CVE-2021-39859
CVE-2021-39860
CVE-2021-39861
CVE-2021-39863

(Security NEXT - 2021/09/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「GitLab」にセキュリティアップデート - 脆弱性4件を解消
「PAN-OS」のアップデートが公開 - 旧版にも順次提供予定
「XenServer」「Citrix Hypervisor」に脆弱性 - 情報流出やDoS攻撃のおそれ
「PAN-OS」に対するゼロデイ攻撃、国内被害は未確認
「PAN-OS」を狙う「Operation MidnightEclipse」 - 3月下旬より展開
Palo Alto Networksの「PAN-OS」にゼロデイ脆弱性 - パッチを準備中
Fortinet、アドバイザリ13件を公開 - 複数製品の脆弱性を修正
「Rust」によるWindowsバッチ処理に脆弱性 - アップデートが公開
Juniper Networks、セキュリティアドバイザリ36件を公開 - 「クリティカル」も
「PAN-OS」に関する脆弱性7件を修正 - Palo Alto Networks