Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「macOS」向けにゼロデイ脆弱性を修正するアップデート

Appleは、Mac向けに最新OS「macOS Big Sur 11.6」や、セキュリティアップデートとなる「Security Update 2021-005 Catalina」「Safari 14.1.2」をリリースした。

「macOS Big Sur 11.6」では、「CoreGraphics」における整数オーバーフローの脆弱性「CVE-2021-30860」や、「WebKit」に関する「Use After Free」の脆弱性「CVE-2021-30858」を解消した。

いずれの脆弱性も悪用の報告があるという。「macOS Catalina」に対しては、「CVE-2021-30860」を修正する「Security Update 2021-005 Catalina」をリリースした。

「CVE-2021-30858」に関しては、「macOS Catalina」および「macOS Mojave」向けに「Safari 14.1.2」のアップデートとなるビルドをリリースすることで対処。「macOS Catalina」ではアップデート後にビルド番号が「15611.3.10.1.7」、「macOS Mojave」では「14611.3.10.1.7」となる。

なお、「CVE-2021-30858」「CVE-2021-30860」に関しては、「iOS」や「iPadOS」向けにもアップデートがリリースされている。

(Security NEXT - 2021/09/14 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「GarageBand」にセキュリティアップデート - 脆弱性1件を修正
「JSONata」にプロトライプ汚染の脆弱性 - アップデートにて修正
「WordPress」向けのマルウェア対策やWAFプラグインに脆弱性 - 公開中止に
Cisco、「IOS XR」に関するセキュリティアドバイザリ7件を公開
「Apache Tomcat」に脆弱性、2月の更新で修正済み - 「同8.5」系統は3月末にEOL
Palo Altoの「PAN-OS」や「GlobalProtect App」に脆弱性
バックアップ製品「Arcserve UDP」に脆弱性 - 影響大きくPoCも公開
ファイル転送製品「FileCatalyst」に深刻な脆弱性 - 2023年8月の更新で修正
SonicWallの「SonicOS」やメールセキュリティ製品に脆弱性
ビデオ会議サービス「Zoom Rooms」に複数の脆弱性