LINEのQRコードログインに2要素認証バイパスの脆弱性 - 悪用被害も
LINEは、コミュニケーションアプリ「LINE」のQRコードを用いたログインにおいて2要素認証を回避される脆弱性が存在したことを明らかにした。海外において脆弱性を悪用した不正ログインも発生していた。
同社によれば、「Windows版」「macOS版」「iPad版」「Chrome版」において、QRコードを用いたログインを行う際、本来求められるはずの2要素認証がバイパスされる脆弱性が存在したという。
攻撃者が、QRコードログインのURLを取得。被害者を同URLへアクセスさせ、ログインを完了させる画面に誘導して「ログイン」ボタンを押させることで、PINコード入力による2要素認証を脆弱性によってバイパスし、攻撃者のデバイスでログインを完了できる状態だった。
ログインされると、「トーク内容」「友だち」「グループ」「トークリスト」「タイムライン」「Keep」の保存コンテンツなどを閲覧されるおそれがある。
7月3日に同社のバグバウンティプログラムを通じて報告があり、脆弱性が判明した。脆弱性は2019年11月25日以降存在しており、修正した7月7日19時ごろまでに556件のユーザーにおいて脆弱性を利用したログインが行われていた。
(Security NEXT - 2021/09/13 )
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