Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

業務支援ソフト「Confluence」の深刻な脆弱性 - 国内でも探索行為を観測

Atlassianの業務支援ソフトウェア「Confluence Server」「Confluence Data Center」に深刻な脆弱性「CVE-2021-26084」が見つかった問題で、JPCERTコーディネーションセンターは、国内において脆弱性を探索する通信を観測していることを明らかにした。

「CVE-2021-26084」は「OGNLインジェクション」の脆弱性。任意のコードを実行されるおそれがあり、重要度は4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされている。

脆弱性の詳細や実証コードが公開されているほか、悪用が確認されたことから、同社や米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)では注意喚起を行っている。

JPCERTコーディネーションセンターによると、国内において同脆弱性を探索する通信を確認しているという。脆弱性を悪用して、暗号資産を採掘するクリプトマイナーが設置されているとの情報もあると指摘、早期に対応を行うよう注意を求めている。

(Security NEXT - 2021/09/07 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

米当局、悪用脆弱性に6件追加 - SharePoint関連はランサムも悪用
「Apache httpd」のアクセス制御に脆弱性 - 条件分岐が常時「真」に
一部「SonicOS」のSSL VPNに脆弱性 - DoS攻撃のおそれ
Apple、「macOS Sequoia 15.6」など公開 - 脆弱性87件を修正
「PowerCMS」に6件の脆弱性 - 修正版が公開
「SUSE Manager」にRCE脆弱性、アップデートで修正 - PoCは公開済み
Pythonの「tarfile」モジュールにサービス拒否の脆弱性
「iOS/iPadOS 18.6」で複数脆弱性を修正 - KEV掲載済みの脆弱性も
「oauth2-proxy」に認証バイパスの脆弱性 - アップデートで修正
「Chrome」にアップデート - セキュリティ関連の修正4件