Atlassian「Confluence」のRCE脆弱性 - 悪用確認、早急に対処を
Atlassianの業務支援ソフトウェア「Confluence」において8月下旬に修正された脆弱性が悪用されていることがわかった。アップデートが呼びかけられている。
「Confluence Server」「Confluence Data Center」において「OGNLインジェクション」の脆弱性「CVE-2021-26084」が明らかとなったもの。
認証を必要とせず、構成に関係なく任意のコードを実行されるおそれがあり、同社は脆弱性の重要度を4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングしている。米国立標準技術研究所(NIST)の脆弱性データベース「NVD」による共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「9.8」。
同脆弱性は同社のバグバウンティプログラムを通じて報告され、同社では8月25日に脆弱性を修正するアップデート「同7.13.0」「同7.12.5」「同7.11.6」「同7.4.11」「同6.13.23」をリリースしているが、脆弱性の悪用が確認されたことから同社はセキュリティアドバイザリを更新。あらためて最新版へアップデートするよう求めた。
これを受けて、米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)では注意喚起を実施。同脆弱性に関しては、国内においてもJPCERTコーディネーションセンターが、脆弱性の詳細や実証コードが公開されているとして注意を呼びかけている。
なお、「Confluence Cloud」に関しては同脆弱性の影響を受けないとしている。
(Security NEXT - 2021/09/06 )
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