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MS、ブラウザ「Edge」最新版を公開 - 独自5件含む24件の脆弱性を解消

Microsoftは、Chromiumベースの同社ブラウザ最新版「Microsoft Edge 93.0.961.38」をリリースした。

今回のアップデートでは、先に公開された「Chrome」のアップデートでも修正されたCVEベースで19件の脆弱性にくわえ、同ブラウザ独自の修正5件を実施している。

具体的には、権限の昇格「CVE-2021-26436」「CVE-2021-36930」や情報漏洩の脆弱性「CVE-2021-26439」に対処。

さらにAndroid版の「CVE-2021-38641」や、iOS版の「CVE-2021-38642」など、スマートデバイスにおいてなりすましのおそれがある脆弱性などへ対応した。

脆弱性の重要度は、「中(Moderate)」とされる「CVE-2021-26439」を除き、いずれも上から2番目にあたる「高(High)」とレーティングされている。今回修正された脆弱性は以下のとおり。

CVE-2021-26436
CVE-2021-26439
CVE-2021-30606
CVE-2021-30607
CVE-2021-30608
CVE-2021-30609
CVE-2021-30610
CVE-2021-30611
CVE-2021-30612
CVE-2021-30613
CVE-2021-30614
CVE-2021-30615
CVE-2021-30616
CVE-2021-30617
CVE-2021-30618
CVE-2021-30619
CVE-2021-30620
CVE-2021-30621
CVE-2021-30622
CVE-2021-30623
CVE-2021-30624
CVE-2021-36930
CVE-2021-38641
CVE-2021-38642

(Security NEXT - 2021/09/03 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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