Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Google、「Chrome 92.0.4515.159」を公開 - セキュリティ修正は9件

Googleは、WindowsやmacOS、Linux向けに最新版ブラウザ「Chrome 92.0.4515.159」をリリースした。複数の脆弱性を修正したという。

今回のアップデートでは、セキュリティに関する9件の修正を実施しており、脆弱性に関しては、CVEベースで7件に対処した。

今回の修正において、4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性は含まれておらず、7件はいずれも2番目に高い「高(High)」とレーティングされている。

具体的には、JavaScriptエンジン「V8」における型の取り違い「CVE-2021-30598」「CVE-2021-30599」を修正。印刷機能における「CVE-2021-30600」や機能拡張の「CVE-2021-30601」など、解放後のメモリを使用するいわゆる「Use After Free」の脆弱性4件などへ対処した。

同社では、今後数日から数週間をかけて同アップデートを展開していく予定。今回修正された脆弱性は以下のとおり。

CVE-2021-30598
CVE-2021-30599
CVE-2021-30600
CVE-2021-30601
CVE-2021-30602
CVE-2021-30603
CVE-2021-30604

(Security NEXT - 2021/08/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「GitLab」にセキュリティアップデート - 脆弱性4件を解消
「PAN-OS」のアップデートが公開 - 旧版にも順次提供予定
「XenServer」「Citrix Hypervisor」に脆弱性 - 情報流出やDoS攻撃のおそれ
「PAN-OS」に対するゼロデイ攻撃、国内被害は未確認
「PAN-OS」を狙う「Operation MidnightEclipse」 - 3月下旬より展開
Palo Alto Networksの「PAN-OS」にゼロデイ脆弱性 - パッチを準備中
Fortinet、アドバイザリ13件を公開 - 複数製品の脆弱性を修正
「Rust」によるWindowsバッチ処理に脆弱性 - アップデートが公開
Juniper Networks、セキュリティアドバイザリ36件を公開 - 「クリティカル」も
「PAN-OS」に関する脆弱性7件を修正 - Palo Alto Networks