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トレンドマイクロのエンドポイント製品に脆弱性 - すでに悪用も、早急に更新を

同社は脆弱性を修正した「Trend Micro Apex One 2019 Patch 5 B9565」「ウイルスバスターコーポレートエディション XG SP1 CriticalPatch B6058」「ウイルスバスタービジネスセキュリティ 10 SP1 Patch B2329」をリリース。「Trend Micro Apex One SaaS」については7月21日にメンテナンスを実施し、対応済みだという。

また悪用は確認されていないが、権限昇格の脆弱性「CVE-2021-32464」や認証をバイパスされる脆弱性「CVE-2021-32465」も判明している。CVSSv3.0基本値は、それぞれ「7.8」「7.5」。

「Apex One」については、8月上旬に追加で修正アップデートをリリースする予定。他プログラムについては今回リリースした更新で修正したか、脆弱性の影響を受けないとしている。

脆弱性の報告を受け、調整を行ったJPCERTコーディネーションセンターでは、脆弱性の公表を受けて注意喚起を実施。脆弱性情報のポータルサイトのJVNを通じても情報を提供し、注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2021/07/29 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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