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「三井住友銀行」や「三井住友カード」を装うフィッシング攻撃

フィッシング対策協議会は、「三井住友銀行」や「三井住友カード」を装い、個人情報をだまし取るフィッシング攻撃の報告を受けているとして、注意喚起を行った。

「三井住友銀行」の利用者を狙った攻撃では、セキュリティ強化にともない、確認作業が必要などとだまし、偽サイトへ誘導する手口。メールにくわえて、SMSで誘導するケースもあり、誘導先は同じURLだった。フィッシングサイトでは、口座情報や暗証番号、携帯電話番号、生年月日などを入力させようとする。

「三井住友カード」のブランドを悪用した手口では、本人の利用であるか確認したい取引があるなどとして、フィッシングサイトへのアクセスを促していた。誘導先のフィッシングサイトでは、ログインIDやパスワードのほか、クレジットカードの番号、有効期限、セキュリティコード、生年月日、電話番号、口座番号の下4桁、パスワードなどの入力を求める。誘導先として少なくとも6件のURLが利用されているという。

いずれも7月5日の時点でフィッシングサイトの稼働が確認されており、同協議会では閉鎖に向けてJPCERTコーディネーションセンターへ調査を依頼。類似した攻撃に注意するよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2021/07/05 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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