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クラウド設定不備で顧客情報に外部アクセス - 琉球銀

琉球銀行は、口座開設などの申し込み情報を管理する外部クラウドサービスにおいて設定不備があり、同システム内部の顧客情報が、外部の第三者よりアクセスされ、流出した可能性があることを明らかにした。

同行によれば、インターネットより「口座開設」や「オンラインバンキング」「Visaデビットカード」の申し込みを受け付ける「りゅうぎんWeb申込サイト」において設定の不備が明らかとなったもの。

セールスフォース・ドットコムのクラウドサービスでシステムを構築していたが、アクセス制御の設定に問題があり、2020年11月から2021年2月にかけて外部より複数回にわたりアクセスを受けていることが判明した。

同システム内部には、顧客445件の個人情報が保存されており、氏名、登録メールアドレスのほか、申し込み内容によって、住所や電話番号、生年月日、性別、職業、職場電話番号、口座情報、暗号化されたキャッシュカードの暗証番号が含まれる。

申込後に取引不成立となった場合や、申し込まずにサイトを離脱した場合も、フォームへ途中まで入力していた内容がシステム内部に保存されており、アクセスを受けた可能性があるという。

(Security NEXT - 2021/06/28 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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