「BIND 9」に3件の脆弱性 - RCEやDoS攻撃のおそれ
「BIND 9」にリモートでコードを実行されたり、サービス拒否に陥るおそれがある脆弱性が判明した。アップデートが提供されている。
重要度が「高(High)」とレーティングされている「CVE-2021-25216」「CVE-2021-25215」や、「中(Medium)」とされる「CVE-2021-25214」など、あわせて3件の脆弱性が明らかとなったもの。アップデートのリリース時点で、いずれも悪用は確認されていない。
共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアが「8.1」で3件中もっとも高い「CVE-2021-25216」は、「GSS-TSIG」の認証処理に明らかとなったバッファオーバーフローの脆弱性。
デフォルト設定では影響を受けないものの、特定の環境下でリモートより脆弱性が悪用されるおそれがあり、32bit環境では任意のコード実行が可能になるという。また64bit、32bit環境のいずれも異常終了するおそれがある。リモートよりコード実行されるおそれがない64bit版では、CVSS値が「7.4」とやや低めに評価されている。
(Security NEXT - 2021/04/30 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
「React」が脆弱性3件を追加修正 - 重大脆弱性の余波に引き続き警戒を
「MS Edge」にアップデート - 「Chromium」のゼロデイ脆弱性に対処
「AEM」に100件超の脆弱性 - 「クリティカル」も複数
オンライン会議ソフト「Zoom Rooms」に脆弱性 - 最新版で修正済み
地理情報サーバ「GeoServer」の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局
「pgAdmin4」リストア処理にRCE脆弱性 - 2カ月連続で判明
地理空間データを活用する「GeoServer」の脆弱性攻撃に注意
Gitサーバ「Gogs」にゼロデイ脆弱性 - 広範囲の公開サーバに侵害痕跡
「React」脆弱性を狙う攻撃が急増、国内SOCで多数観測 - ラック
「Chrome」にゼロデイ脆弱性、詳細は調整中 - アップデートで修正

