Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Chrome 89.0.4389.114」がリリース - 8件のセキュリティ修正

Googleは、WindowsやmacOS、Linux向けに最新版ブラウザ「Chrome 89.0.4389.114」をリリースした。

今回のアップデートでは、8件のセキュリティに関する修正を実施。CVEベースで6件の脆弱性に対処したことを明らかにしている。「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性は含まれていない。

解放後のメモリを使用するいわゆる「Use After Free」の脆弱性「CVE-2021-21194」「CVE-2021-21195」「CVE-2021-21199」やヒープバッファフローの脆弱性「CVE-2021-21196」「CVE-2021-21197」、域外メモリの読み込み「CVE-2021-21198」など修正した。

6件いずれも4段階中、上から2番目にあたる「高(High)」とレーティングされている。同社は、数日から数週間をかけてアップデートを展開していく。

(Security NEXT - 2021/04/01 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「Tenable Identity Exposure」に脆弱性 - 2月の更新で修正済み
Acronisのデータバックアップ用インフラ製品に深刻な脆弱性 - すでに悪用も
組込システムの検証テストツール「NI VeriStand」に複数脆弱性
SonicWall、「Blast-RADIUS」の緩和策でアドバイザリ
「Spring Cloud Data Flow」に深刻な脆弱性 - アップデートが公開
「BIND 9」の脆弱性、関連機関がアップデートを強く推奨
「Telerik Report Server」に深刻な脆弱性 - 最新版へ更新を
「VMware ESXi」「vCenter Server」に脆弱性 - 修正パッチが公開
Oktaのウェブブラウザ向けプラグインにXSS脆弱性
「GitLab」にセキュリティアップデート - 脆弱性6件を修正