アパレル資材B2Bサイトでクレカ情報流出か - アップロード機能の脆弱性突かれる

服飾資材を扱う法人向けECサイト「ApparelX」が不正アクセスを受け、利用者のクレジットカード情報が流出し、一部が不正利用された可能性があることがわかった。

同サイトを運営するデザインXによれば、2020年11月27日から同年12月9日までの間、同サイトでクレジットカード決済を利用した顧客195人分のクレジットカード情報が流出し、一部が不正に利用された可能性があることが判明したもの。

クレジットカードの番号、有効期限、セキュリティコードのほか、出荷先の名称や住所、電話番号、メールアドレスについても流出した可能性がある。

2020年12月9日に決済ページのファイル改ざんを検知。決済ページ上のクレジットカード入力フォームを偽装し、決済時に入力される情報を外部サイトへ転送するファイルが設置されたもので、同日削除した。ファイルアップロード機能の脆弱性が突かれ、サーバ上に設置されたという。

同社は同年12月10日に警察へ届け、同月16日にクレジットカードによる決済を停止した。外部事業者による調査は2021年3月8日に完了し、3月16日に個人情報保護委員会へ報告している。対象となる顧客に対しては、3月29日よりメールで報告と謝罪を行っている。

（Security NEXT - 2021/03/31 ）ツイート