Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

従業員が個人情報約5000人分を持ち出し、外部提供 - 東急コミュニティー

東急コミュニティーは、同社が管理を受託するマンションの入居者約5000人分の個人情報を元従業員が無断で持ち出し、外部事業者へ提供したことを明らかにした。

同社によれば、元従業員は2019年10月、2020年11月の2度にわたり、同社業務管理システムから25のマンション管理組合に関連する入居者情報あわせて約5000人分を持ち出したもの。

マンション名や部屋番号、氏名のほか、2020年11月に持ち出された1100人分に関しては、住所や電話番号も含まれる。

2021年1月に外部から指摘があり、2019年10月の持ち出しに関する疑いが浮上。調査を進めたところ、3月にパソコンのフォレンジック調査によって2020年11月の持ち出しに関する痕跡を発見、情報流出を把握した。同月、本人にヒアリングを実施したところ、持ち出しの事実を認めたという。

(Security NEXT - 2021/03/29 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

従業員が退職時に顧客情報を持出、転職先で使用 - プルデンシャル生命
顧客情報記載の伝票綴1冊が所在不明 - 東春信金
海外グループ会社の元従業員が個人情報を不正持出 - クラレ
無許可で持ち帰った業務用記録メディアが鞄ごと盗難被害 - さいたま市
メンテナンス中に本人確認資料画像データを誤消去 - 琉球銀
公民館で個人情報含むUSBメモリが所在不明に - 岐阜市
アレルギー情報含む書類が飛散 - 給食事業者がコンビニでコピー時に
置き忘れてPC紛失、在宅勤務時のデータ残存か - 国立国語研究所
個人情報含む診療報酬の返還に関わる書類を紛失 - 新潟県
約596万人分の個人情報持出、NTTドコモらに行政指導 - 個情委