Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

WP向け会員制サイト構築プラグインにSQLi脆弱性

コンテンツマネジメントシステム(CMS)の「WordPress」向けに提供されているプラグイン「Paid Memberships Pro」に脆弱性が明らかとなった。

同ソフトウェアは、「WordPress」において会員制サイトを構築できるプラグイン。「SQLインジェクション」の脆弱性「CVE-2021-20678」が明らかとなった。

クエリの実行が可能なユーザーによってデータベースを不正に操作され、内容が改ざんされたり、情報流出が生じるおそれがある。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.0」におけるベーススコアは、「6.3」と評価されている。

三井物産セキュアディレクションの佐藤元氏が情報処理推進機構(IPA)へ報告したもので、JPCERTコーディネーションセンターが調整を実施した。同プラグインの開発者は脆弱性やバグを修正した「同2.5.6」をリリースしている。

(Security NEXT - 2021/03/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

Acronisのデータバックアップ用インフラ製品に深刻な脆弱性 - すでに悪用も
組込システムの検証テストツール「NI VeriStand」に複数脆弱性
SonicWall、「Blast-RADIUS」の緩和策でアドバイザリ
「Spring Cloud Data Flow」に深刻な脆弱性 - アップデートが公開
「BIND 9」の脆弱性、関連機関がアップデートを強く推奨
「Telerik Report Server」に深刻な脆弱性 - 最新版へ更新を
「VMware ESXi」「vCenter Server」に脆弱性 - 修正パッチが公開
Oktaのウェブブラウザ向けプラグインにXSS脆弱性
「GitLab」にセキュリティアップデート - 脆弱性6件を修正
米当局、「Twilio」や「IE」の脆弱性悪用に注意呼びかけ