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インフォサイエンスの複数ログ管理製品に脆弱性 - OSコマンド実行のおそれ

インフォサイエンスの複数ログ管理製品に「OSコマンドインジェクション」の脆弱性が含まれていることが明らかとなった。

「Logstorage 8.0.0」「ELC Analytics 3.0.0」や以前のバージョンにおいて「OSコマンドインジェクション」の脆弱性「CVE-2020-5626」が判明したもの。

これら製品においてログをFTP経由でアップロードする際、対象ファイル名の指定に不備があると、細工されたログをアップロードされた場合に任意のOSコマンドを実行されるおそれがある。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.0」のベーススコアは「7.5」。

同脆弱性は、三井物産セキュアディレクションの塚本泰三氏が情報処理推進機構(IPA)へ報告したもので、JPCERTコーディネーションセンターが調整を実施。脆弱性を修正したアップデートが提供されているほか、緩和策がアナウンスされている。

(Security NEXT - 2021/01/28 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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