小規模向けの一部Cisco製ルータに深刻な脆弱性 - 更新予定なく利用中止を
小規模向けに提供されている複数のCisco Systems製ルータにあわせて74件の脆弱性が明らかになった。深刻な脆弱性が含まれているが、ソフトウェアのメンテナンス期間は終了しており、アップデートの提供予定はないという。
「Cisco RV215W Wireless-N VPNルータ」「同RV130W Wireless-N多機能VPNルータ」「同RV130 VPNルータ」「同RV110W Wireless-N VPNファイアウォール」において脆弱性「CVE-2021-1164」をはじめ、CVEベースで74件の脆弱性が明らかとなったもの。いずれも悪用は確認されていない。
「CVE-2021-1164」は、「UPnPパケット」の処理に明らかとなった脆弱性で、認証なしにリモートより管理者権限でコードを実行したり、機器の再起動が可能になるという。
共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」におけるベーススコアは「9.8」。1月13日に脆弱性が公表された当初、重要度は4段階中2番目にあたる「高(High)」としていたが、1月19日にもっとも高い「クリティカル(Critical)」へと引き上げている。
(Security NEXT - 2021/01/20 )
ツイート
関連リンク
- Cisco:RV110W,RV130,RV130W,and RV215W Routers Remote Command Execution and Denial of Service Vulnerabilities
- Cisco:RV110W,RV130,RV130W,and RV215W Routers Management Interface Command Injection Vulnerabilities
- Cisco:RV110W,RV130,RV130W, and RV215W Routers Management Interface Stored Cross-Site Scripting Vulnerabilities
- シスコシステムズ
PR
関連記事
組織の「ネット玄関口」狙う攻撃に注意 - 可視化や脆弱性対策の徹底を
Apple、「iOS 26.1」「iPadOS 26.1」を公開 - 56件の脆弱性を解消
Apple、脆弱性を修正した「iOS 18.7.2」「iPadOS 18.7.2」を公開
「Django」にSQLiやDoS脆弱性 - 修正版をリリース
「Dell CloudLink」に複数脆弱性 - 重要度「クリティカル」
「MS Edge」にセキュリティアップデート - 独自修正も
Apple、「macOS Tahoe 26.1」をリリース - 脆弱性105件を修正
「Cisco ASA/FTD」脆弱性がDoS攻撃の標的に - 修正を再度呼びかけ
「React Native CLI」に脆弱性 - 外部よりコマンド実行のおそれ
コンタクトセンター向け製品「Cisco Unified CCX」に深刻な脆弱性

